スペースXのファルコン・ヘビー、初の米国家偵察局ミッションへ

スペースXのファルコン・ヘビーが、アメリカの情報機関である国家偵察局(NRO)の依頼で初めて打ち上げられる。コードネーム「NROL-97」と呼ばれるこのミッションは、2026年10月2日木曜日の夜間にフロリダ州のケネディ宇宙センター39A発射台から打ち上げられる予定だ。東部夏時間の午後11時54分(UTC協定世界時の翌日午前3時54分)の打ち上げが計画されている。

国家偵察局がついにファルコン・ヘビーを選択

国家偵察局はこれまで、ファルコン9ロケットで22回のペイロード打ち上げを実施してきた。だが、より強力な大型ロケットが必要な場合には別の手段を選択していた。今回のNROL-97ミッションが、同機関にとってファルコン・ヘビーを使用する初の事例となる。ファルコン・ヘビーは3基のファルコン9ブースターと上段が統合された構成で、27基のマーリン1Dエンジンで離昇する。このロケットは2018年に華々しくデビューし、今回が14回目の飛行となる。

新型コア段と先月使用されたサイドブースター

今回のミッションに用いられるコア段(シリアルナンバーB1106)は新造機であり、今回の打ち上げで消耗される予定だ。一方、側部の2基のブースターは先月のミッションで既に飛行実績がある。打ち上げ後、ロケットはフロリダ州の宇宙海岸から北東方向へ進路を取るとみられ、航空機や船舶に対する危険警告がすでに発出されている。

なお、国家偵察局のミッションの具体的な内容は、ほぼ公開されることはない。NROL-97は2025年に発令された国防宇宙安全保障打ち上げ(NSSL)第3段階第2コースの競争契約による、初めての国家偵察局ミッションである。

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出典: Spaceflight Now