ロケット・ラボの再利用型ロケット「ニュートロン」、初打ち上げが2027年へ延期
ロケット・ラボは10月16日、開発中の再利用型ロケット「ニュートロン」の初打ち上げを2027年まで延期すると発表した。理由は製造過程で発見された炭素複合材構造の問題だという。
製造工程で浮かび上がった材料の課題
ニュートロンの第1段は炭素複合材で製造される再利用型ブースターが核となる。炭素複合材は低い重量と高い強度、そして耐食性に優れた特性を備えている点が強みだ。しかし航空宇宙分野において、炭素複合材は金属構造よりも一般的に製造が難しい。ロケット・ラボが直面している課題も、この製造難度の高さに関わっているとみられる。
同社の発表は業界内ではすでに周知の事実だった。8月時点での最新の公式アナウンスでは、ロケット・ラボは今年中にニュートロンの初号機をバージニア州ウォロップス島の打ち上げ施設に届けることに望みをつないでいた。しかし実現すれば初飛行はほぼ確実に2027年にずれ込む状況だった。今回の正式発表は、大型ブースターの製造過程における課題が依然として解決していないことを示している。
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