中国のロケットがミネソタの農地に落下 軌道離脱時の意図的なコース変更か
ゴビ砂漠の遠隔打ち上げ基地から発射された中国のロケットが、ミネソタ州の農場に落下するという異例の事態が発生した。9月15日に打ち上げられたZhuque-2E(朱雀2E)ロケットは、10基の衛星を軌道に投入した後、エンジンを再点火して進行方向を変え、米国中西部にロケット残骸をばらまく軌道へ向かったとみられる。
Zhuque-2Eはランドスペース(LandSpace)が開発した中型ロケットで、中国北西部の軍事運用下にあるジューチュアン衛星発射センター(Jiuquan Satellite Launch Center)と共有される商業打ち上げ拠点であるドンフェン(Dongfeng)から発射された。打ち上げから軌道離脱までは75~80分間の短い飛行だった。
夜空を横切る火の筋
9月15日夜間、カンザス州上空から北方のミネソタ州方向へ火に包まれたロケット残骸が落下する光景が目撃された。その光景はウィスコンシン州の西の地平線からも観測されるほど広範囲に及んだ。当時、ソーシャルメディアには空を横切る火の筋の映像が複数投稿された。
軌道未完成での離脱
打ち上げは地球を1周する完全な軌道を形成する前に終了している。専門家らは火の筋が落下した正確な時刻、場所、方向から、この現象をZhuque-2Eの軌道離脱と結び付けることができた。打ち上げから軌道離脱まで2時間未満という時間経過も、その連関を強く示唆している。ドンフェン発射拠点からの打ち上げから軌道離脱までの時系列が、残骸目撃の記録と正確に一致したことで、この推定は確実なものとなった。
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