Vulcan、9カ月の運用停止から11月復帰へ 固体ロケットブースターの不具合を克服

United Launch Alliance(ULA)が2024年の初号機以来、着実に飛行実績を重ねてきたVulcan(ブルカン)ロケットは、固体ロケットブースターのノズル破損に起因する9カ月間の運用停止から、11月13日の復帰を予定している。この5度目のミッションでは、Amazonのインターネット衛星サービスLeoの衛星40機を搭載する計画だ。注目すべきは、今回がVulcanとして初めて6基のストラップオン式固体ロケットブースターを装着しての打ち上げとなる点である。

Northrop Grummanブースターの連続した不具合

Vulcanの運用を妨げてきたのは、Northrop Grummanが製造した固体ロケットブースター(63XL Graphite Epoxy Motor)のノズル破損である。同ロケットの第2段階飛行では、2基のブースターのうち1基のノズルが飛行中に破裂した。ULAはこの問題を解決したと判断していたが、2026年2月のUSS-87ミッション(第4段階飛行)では、打ち上げから30秒以内に、4基のブースターのうち1基で再び同じノズル破損が発生した。異常な炎が観測されたものの、メタン燃料を用いた第1段と水素燃料の上段がスラスト低下と非対称推力を補正し、予定軌道への投入に成功している。

官民連携での根本的な解決へ

ULA、Northrop Grumman、米宇宙軍(U.S. Space Force)で構成される官民合同チームが、この問題の調査と対策に動員されている。11月13日の打ち上げは、その改善策が実装された初めての飛行試験となる。Vulcanロケットの信頼性回復は、Amazon Leoを始めとする商業衛星打ち上げプログラムの継続的な実行を左右する重要な局面にある。

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出典: Spaceflight Now