アルテミス III搭載ロケットが組立段階へ、NASAケネディ宇宙センターで統合作業進む
2026年10月、NASAのケネディ宇宙センター内で、アルテミス III(Artemis III)ミッションに搭載される宇宙ロケットシステム(SLS:Space Launch System)の本体部分と固体ロケットブースターの統合作業が完了した。これはロケット組立の重要なステップであり、月面探査に向けた打ち上げ準備が確実に進んでいることを示している。
段階的に進むコア段階の移送と組立
SLSのコア段階(core stage)は10月22日、ケネディ宇宙センター内の組立棟(Vehicle Assembly Building)の転送通路から浮上させられた。翌23日には同じ通路内で水平姿勢のまま安置され、25日になると、ツインの固体ロケットブースターモーター部分と並べて統合される運びとなった。この構成は「短スタック」(short stack configuration)と呼ばれ、ロケット組立の初期段階を完成させるものである。
特別設計の吊り上げ装置を活用した精密作業
28日の統合作業では、組立棟のハイベイ3(High Bay 3)内でコア段階が固体ロケットブースターと一体化された。この作業に際して、特別に設計された唯一無二の吊り上げビーム(lifting beam)が使用された。このビームにより、212フィートに及ぶロケット段階がハイベイ2からハイベイ3へと移動され、モバイルランチャー上に正確に配置された。アルテミス III の打ち上げに向けた組立作業は、こうした高度な工学的対応により、着実に進められている。
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