NASA、学生らに月面基地の未来設計を競う――2027年度学生競技大会が月南極での持続的運用テーマ
NASAは米国の大学チームを対象とした2027年度の学生競技大会「RASC-AL」(Revolutionary Aerospace Systems Concepts – Academic Linkage)で、月面技術を活用した将来の構想立案を募集する。同競技大会は航空宇宙革新に焦点を当てた学生向けチャレンジとして位置づけられ、月南極地域での持続的な運用を支えるための新しい運用パラダイムと技術開発の追求が求められる。
2002年から続く産学官連携プログラム
RASC-AL競技大会は2002年以来、毎年開催されてきた取り組みだ。大学、NASA、産業界の三者をつなぎ、航空宇宙概念、技術開発、試作品製造の促進を目的としている。今年度の競技大会では、永久影に覆われた月クレーター領域での採鉱活動を支援するコンセプト開発から、将来の宇宙飛行士向けに不可欠で拡張可能なインフラ整備の推進まで、複数のテーマが設定されている。
バージニア州ハンプトンのNASAラングレー研究センター・システム分析・コンセプト局のチーフテクノロジストであるクリス・ジョーンズは、「この競技大会は次世代の探査者とイノベーターの技術的卓越性と創造性を示すものです。学生がRASC-ALを通じて開発するコンセプトは、例外的な才能を示すとともに、NASAのミッション推進に貢献する知見の蓄積に役立ちます」と述べ、同競技大会の意義を強調している。
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