太陽面爆発より稀、単一の嵐より強大──NASAが観測する2026年のエルニーニョ現象

太陽面爆発よりも稀で、どの単一の嵐システムよりも強力な現象が、この秋に地球で展開している。NASAはそれを綿密に追跡している。それが、赤道太平洋の海面水温が平年を大きく上回る自然気候パターン「エルニーニョ現象」である。

エルニーニョは通常、2~7年の間隔で発生し、その周期のなかで現れる気象現象だ。今回のエルニーニョは貿易風を反転させ、海洋の熱を再配分し、太平洋地域全体の降水パターンを混乱させ、海面高度を上昇させるという広範な影響をもたらしている。NASAの科学者たちがこの現象を注視する理由はそこにある。

1950年以降で最も強い可能性

10月時点で、国立海洋大気庁(NOAA)は、現在展開中のエルニーニョが1950年以降で最も強いものである確率が83%だと発表している。このような規模の気象現象は、地域によって大きく異なる形で人々に影響を及ぼす。農業従事者、消防隊員、沿岸地域の住民など、世界中の様々な集団がすでにその影響を経験している段階にある。

NASAの衛星が捉える海水温と海面高度の変化

NASAは赤道太平洋を中心にエルニーニョの様子を衛星で追跡している。NASA科学可視化スタジオが作成した可視化資料では、3つの海洋データ製品──海面水温の異常値、見かけ上の可視波長、海面高度の異常値──が2025年と2026年の同時期を比較される形で表示されている。各マップではエルニーニョの信号がポップアップラベルで強調されており、2025年が弱いラニーニャ現象の年だったのに対し、2026年には海面高度が大きく変動していることが明らかになっている。海面高度の低い領域は青色で示され、高い領域はオレンジから赤で表現されるこのマップから、エルニーニョによる海洋の急速な変化が視覚的に把握できる。

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出典: NASA Breaking News