SpaceXの大型ロケット「Starship-Super Heavy」、初の軌道投入を目指す
高さ124メートルに及ぶSpaceXの統合型ロケット「Starship-Super Heavy」が、9月28日(月)に初めて軌道到達を目指す。同社初のロケット「Falcon 1」が軌道に到達してから18年を経た現在、次世代主力ロケットの大きな転機を迎えようとしている。
13回の亜軌道飛行を経ての挑戦
「Starlink 31-1」と呼ばれるこのミッションは、Starship-Super Heavyの14番目の打ち上げになる。これまでの13回の飛行は、すべて意図的に亜軌道の軌跡で実施されてきた。今回は、これまでの試験段階を抜け出し、実際に軌道まで到達させる初めての試みである。
打ち上げウィンドウは米国中部時間(CDT)午前7時15分から75分間開かれ、米国東部時間(EDT)では午前8時15分、協定世界時(UTC)では午後12時15分から始まる。
軌道投入への要件と飛行の流れ
打ち上げ後約25分経過した時点で、上段「Ship 41」がその3基のシー・レベル・ラプター・エンジンのうち1基を再点火する予定だ。この再点火により、ロケットの軌跡を上昇・円形化させ、軌道への投入を実現する。
今回のミッションでは、初段ブースター「B21」と上段「S41」が使用される。SpaceXはこのミッション中、いずれのステージも回収を試みない方針を明らかにしている。上昇段階と初回コースト段階を通じて、ロケットの状態を常時監視する計画となっている。
ただし、軌道投入バーン(再点火による加速)を実行しないと判断した場合、ロケットはこれまでの試験と同様の亜軌道軌跡をたどることになる。
出典: Spaceflight Now
