十億ドル規模の宇宙望遠鏡を短期間で実現へ、NASAが新ミッション「PRIMA」を発表

NASAは先ごろ、新型宇宙望遠鏡の第一号となるPRIMAミッションが2030年代初頭の打ち上げに向けて計画通り進行していることを発表した。このミッションは、限られた予算で科学成果を最大化することを目指すNASA新ラインの観測施設「Probe Explorers(プローブ・エクスプローラーズ)」の先駆けとなる。

予算と性能のバランスを求めて

NASAが運用する宇宙望遠鏡は従来、数億ドル規模の低予算「Explorer-class」ミッションか、数十億ドルの大型フラッグシップ望遠鏡のいずれかに二極化してきた。最近打ち上げられたNancy Grace Roman Space Telescopeは約43億ドルの建造費がかかっている。Probe Explorersは、この両者の間に新たな位置づけを求める試み。十億ドル規模の予算で、フラッグシップに匹敵する科学成果を狙う構想である。

NASAは科学者の独立委員会がこの新しいミッション区分を提案してから、数年間にわたってProbe Explorerの候補案を検討してきた。だが実現の可否は不透明だった。トランプ政権の圧力を受けるNASAの科学予算が、実際にProbe Explorerの開発に着手するほど十分な規模を確保できるかが焦点だったためである。

今回の発表は、予算制約下でも野心的な宇宙天文学を推し進めるというNASAの意志を示す決定といえる。

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出典: Ars Technica Science