SpaceXが7月20日に予定している13回目の試験飛行(Flight 13)に向けて、巨大なスターシップロケット(Starship)の組立を完了させました。テキサス州ボカチカの施設では、スーパーヘビーブースター(Super Heavy Booster)とスターシップの上段が垂直に積み上げられ、打ち上げ準備が最終段階に入っています。

2年半の開発を経た段階的な進化

スターシップの試験飛行は2023年4月の初号機以来、段階的に能力を高めながら進行してきました。Flight 13は前回のFlight 12の成功を踏まえ、さらなる技術的課題の検証が期待されます。特にボースター回収技術やエンジン性能の向上が試験項目に含まれるとみられます。SpaceXはこれまで各飛行で得たデータを次々と設計改善に反映させ、開発サイクルを加速させてきました。

月面着陸機としての実証が急務

スターシップは米国防総省とNASAのアルテミス計画において、月面着陸機(HLS)として選定されています。月への有人ミッション実現には、軌道上での燃料補給や月面での着陸精度など、多くの技術実証が必要です。Flight 13で新たに追加されるテストが、その実現までの道筋をどれほど短縮するかが関心の的となっています。

SpaceXとしても、この試験シリーズを通じて商用月面輸送サービス事業化の時期短縮を狙っており、競争相手との開発競争は激化しています。

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