月面到達を目指す訓練の現場

2025年9月22日にNASAジョンソン宇宙センター(ヒューストン)で公開されたNASAの2025年宇宙飛行士候補生クラスの10人が、現在、本格的な訓練の途中経過を迎えている。低軌道、月、そして火星を目指すミッションに向けた約2年間の訓練プログラムのおよそ中盤に位置する彼らは、夏期を通じてキャンプ、ハイキング、プール、航空機での訓練など、多岐にわたる実践的な準備を進めている。

月面での採岩活動を想定した地質学訓練

候補生たちの訓練カリキュラムで特に重視されているのが地質学である。将来のアルテミス(Artemis)ミッションで月面に派遣される可能性があるためだ。5月には、ジョンソン宇宙センターでの座学を終えた候補生たちがニューメキシコ州のリオグランデデルノルテ国定公園(Rio Grande del Norte National Monument)に赴き、追加的な座学と野外での実践訓練を受けた。同地で採取した岩石サンプルと共に撮影された写真には、訓練の様子が記録されている。

7月にはアイスランドでの地質学野外訓練にも参加した候補生もいた。この訓練にはNASA宇宙飛行士とアルテミスミッション支援チームが同行し、地質観察、工具を用いた採岩、ナビゲーション、チームワークといった、月面でのアルテミスミッションに直結する技能と手順を習得した。

関連動画

出典: NASA Breaking News