再利用ロケットが37回目の飛行でスターリンク衛星を軌道へ、SpaceXが新記録を樹立

SpaceXのFalcon 9ロケットが2026年8月25日、フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地(Space Launch Complex 40)から打ち上げられた。今回のミッションで注目すべきは、第1段ブースターが過去最多となる37回目の飛行を記録したことだ。使用されたブースターはこれまでの再利用実績を大幅に更新し、SpaceXのロケット再利用戦略における新たなマイルストーンを示唆している。

打ち上げは米東部夏時間の5時33分(協定世界時9時33分)に実行された。ロケットはケープカナベラルを離れた直後、北東方向の軌道へと進路を取った。米気象部隊(45th Weather Squadron)は打ち上げ時間帯における好適な気象条件の確率を90パーセントと予報していた。

11,000機超の衛星ネットワークへ、新たに29機を追加

本ミッションの正式名称はStarlink 10-49で、ブースターは新たに29機のブロードバンド通信衛星を低軌道に展開した。SpaceXが運用するスターリンク(Starlink)星座は11,000機以上の宇宙船で構成されており、今回の打ち上げはこのネットワークの拡張に貢献している。衛星の展開はミッション実行から間もなく確認され、SpaceXによって公式に発表された。

西海岸への一時的な傾斜、シップ準備への人員集中

2026年を通じた統計では、SpaceXはカリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地(West Coast launch site)からStarlink関連ミッション76件中44件を打ち上げている。ケープカナベラルからのスターリンク打ち上げは当面の間、予定が立てられていないと見込まれている。その背景には、ケープカナベラルの人員がスターシップの準備業務へと方針転換されていることが関係している。

関連動画

出典: Spaceflight Now