SpaceXのスターシップが第13回目の試験飛行から2週間後に海上で喪失される可能性が高いと、イーロン・マスク最高経営責任者が明かしました。試験飛行は成功を収めたものの、その後の回収段階で予期しない課題が生じているとみられます。

試験飛行の成功と後続する困難

スターシップの第13回試験飛行は当初、エンジニアリング面での重要な目標を達成したと評価されていました。しかし飛行後の追跡データと通信状況から、帰還軌道上の機体が想定外の状況に陥っていることが判明したようです。マスク氏は「状況は芳しくない」とソーシャルメディアで述べ、機体が予定された回収地点に到達できない公算が大きいと示唆しました。大型ロケットの開発では失敗も学習機会となるという方針で知られるSpaceXですが、今回の喪失は相当な経済的・時間的損失をもたらします。

開発プログラムへの影響と今後の展望

スターシップはSpaceXが月面着陸ミッションや火星探査を視野に開発している次世代型超重型ロケット(Super Heavy Launch System)の最上段です。今回の機体喪失により、設計改善やシステム検証の時間軸が後ずれする見込みです。マスク氏の発言から、エンジニアチームは既に原因特定と対策立案に動いているとみられ、次の試験飛行に向けた仕様変更が検討されています。月面着陸システムの開発パートナーであるNASAアルテミス計画への影響も注視されている状況です。

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