NASAの火星シミュレーション、378日間の隔離から4人の宇宙飛行士が脱出へ
火星での長期滞在を想定した1年以上のシミュレーションに参加した4人の宇宙飛行士が、10月31日(土)にヒューストンのジョンソン宇宙センター内の施設から出居する。378日間の隔離生活を終える彼らの出居式は、NASAが報道陣に公開することを決めた。
これは、乗員の健康・パフォーマンス探査アナログ(CHAPEA)ミッション2の最終段階にあたる。参加した4人はロス・エルダー、マシュー・モンゴメリ、エレン・エリス、ジェームス・スパイサーで、ジョンソン宇宙センター内の専用ハビタットで378日間を過ごした。
出居式の開催概要と視聴方法
出居式は米国東部時間の10月31日午後3時から始まる。NASAはジョンソン宇宙センターのYouTubeと公式SNSで生中継する予定だ。現地ハンガーの外側には大型スクリーンが設置され、報道陣はそこで実況を観察できる。出居式の後には、この研究の専門家が対面で質問に応じる機会も設けられている。
報道陣は、4人が1年以上ぶりに建物から出て外の光を見る瞬間を撮影するチャンスも得られる。式典ではジョンソン宇宙センター長のヴァネッサ・ワイチェと宇宙飛行士ジャック・ハサウェイが登壇するほか、CHAPEA乗員4人も所感を述べる予定である。
シミュレーションがもたらす知見
CHAPEAから得られる健康・パフォーマンスデータは、NASAの将来的な有人宇宙飛行の課題に対する対策法の開発に活用される。特にアルテミス計画と月面基地ミッションにおいて、人間が直面するリスク要因の軽減方法の確立に貢献する見込みだ。
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