火星の衛星の謎に迫る日本のミッション、NASAが全面協力

火星の衛星フォボスとディモスの起源を解明し、フォボスのサンプルを地球に持ち帰る。JAXAの火星衛星探査ミッション(MMX)がこの大きな目標を掲げて、2026年10月19日午後3時41分EDT(10月20日午前4時41分JST)に種子島宇宙センターからの打ち上げを予定している。このミッション成功に向け、NASAが重要な役割を担うことになった。

火星探査の新たな段階へ

NASAとJAXAの協力は、火星という惑星系全体に対する人類の理解を一新させる可能性を秘めている。NASAの科学ミッション部門の副管理者ニッキー・フォックスは、「MMXから得られるサンプルは、火星システムに関する転換的な科学知見をもたらすだろう。特にNASAが人類を火星に送り込もうとしている中での本ミッションの意義は極めて大きい」と述べた。フォックスは同時に、「NASAとJAXAのサンプル管理パートナーシップは極めて価値があり、サンプル管理を支援し、これらサンプルの一部を研究のために共有していくことに誇りを感じている」と強調している。

NASAが提供する具体的な技術と支援

NASAの貢献は多岐にわたる。まずはMAX搭載予定の観測機器「火星衛星探査用ガンマ線・中性子分光計」(MEGANE)を提供する。これに加えて、「ニューマティック・サンプラー」(P-Sampler)という技術実証システムも供給予定だ。これらの機器は火星の衛星環境での直接計測とサンプル採取を可能にする。さらにNASAは通信と航法支援についても任務を分担することになっており、打ち上げから火星到着まで、ミッション全体を支える重要な基盤を提供する。

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出典: NASA Breaking News