キュリオシティが捉えた火星岩石の微細な鉱物構造
火星探査車キュリオシティが、岩盤の表面に付着した直径3~4ミリメートル、厚さ約1ミリメートルの円盤状の特徴的な構造を撮影した。2026年9月16日(火星時間でソル5016)に撮影されたこの画像は、キュリオシティの塵除去ツール(DRT)でブラッシングされた「サラル・デ・バカス」と呼ばれる岩盤箇所を捉えている。
火星表面の微細構造を映し出す高精度カメラ
キュリオシティはロボットアームの先端に搭載した火星ハンドレンズイメージャー(MAHLI)という接写カメラを使用して、この画像を生成した。MAHLIは単一の撮影ではなく、異なるピント位置で同じ対象を複数回撮影し、それらを合成することで、できるだけ多くの対象領域をシャープに映し出すフォーカス・マージ技術を採用している。2026年9月16日(協定世界時で02時14分02秒)に実施されたこの撮影により、微細な岩石構造が詳細に記録された。
鉱物検出の新たな手段
火星科学研究所ミッション(Mars Science Laboratory Mission)の5016ソル目における今回の観察は、火星表面の鉱物組成を調査するうえで重要な役割を担っている。NASA ゴダード宇宙飛行センターの惑星科学者ルーシー・リムらが関わるこの観測活動は、ブラッシングによって新たに露出した岩盤面の詳細な構造把握を目指している。
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