ロマン宇宙望遠鏡、太陽・地球ラグランジュポイント2へ向けた3ヶ月の航行と運用準備が進行中
ロマン宇宙望遠鏡は現在、地球から太陽・地球ラグランジュポイント2(L2)への3ヶ月にわたる航行に挑んでいます。この移動期間中、同望遠鏡は「コミッショニング」と呼ばれるプロセスに入っており、各システムの起動、調整、キャリブレーション、そして本格的な科学運用への準備が進められています。コミッショニング期間は、科学者とエンジニアのチームがロマン望遠鏡が期待通りの性能を発揮しているかを確認する重要な段階です。スケジュールはチームが評価・調整を行うなかで変更される可能性があります。
ロケットからの分離と各部の展開
打ち上げから1時間23分後、ロマン望遠鏡はロケットのフェアリング内に収納された極めてコンパクトな形状から姿を現し始めました。太陽電池パネルとサンシェード(日射遮蔽板)が展開され、観測装置の大部分を日光から守りながら同時にシステムに電力を供給しています。
今後数日以内には、アンテナが展開され、バイザーに似た形状の展開式開口カバーが位置について、主鏡を恒久的に露出させると同時に遮光する仕組みが整います。
L2における安定した軌道
ロマン望遠鏡が目指すL2の周辺では、太陽と地球の重力、そして太陽の周りを公転する天体の運動が組み合わさることで、安定したハロー軌道(Halo orbit)が形成されます。この位置から望遠鏡は、科学観測を行うための理想的な環境を得られるのです。
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