ローマン宇宙望遠鏡が目指す暗黒物質と暗黒エネルギーの謎解明
2.4メートルの主鏡と2つの観測機器で宇宙を映す
NASAが主導するローマン宇宙望遠鏡は、可視光から近赤外線の波長域で広大な空域を観測する。この任務を実現するため、ローマンには2.4メートルの主鏡が搭載され、広視野撮像装置(Wide Field Instrument、WFI)とコロナグラフ装置技術実証器(Coronagraph Instrument technology demonstrator)という2つの観測機器が装備される。先進的な光学設計により、広い視野角での観測が可能になる。
暗黒物質と暗黒エネルギーの本質に迫る
ローマンの科学目標は、宇宙の根本的な謎に答えることにある。観測データは暗黒エネルギーと暗黒物質の性質を明らかにするうえで重要な手掛かりとなるほか、新たな系外惑星の発見にも貢献する。これらの成果を通じて、現代宇宙物理学が直面する最大の課題に対する理解が深まるものと期待されている。
ESAが国際協力を支える
ローマンはNASAが中心となって進める任務だが、欧州宇宙機関(ESA)がミッション・オブ・オポチュニティとして参画している。ESAは科学的な専門知識と指導を提供することで、ミッションの科学的リターンを最大化させるという役割を担う。加えてESAは深宇宙通信ネットワークの地上局を通じた通信支援を含め、不可欠なハードウェアと通信サポートを供給する。
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