カリフォルニアの大型アンテナが一堂に集結——NASAの深宇宙通信網で新局舎が竣工

カリフォルニア州バーストウ付近にあるNASAの深宇宙通信網(Deep Space Network、DSN)ゴールドストン複合施設で、新しい34メートルアンテナが完成し、8月25日に竣工式が行われた。新たに加わった深宇宙観測所23(Deep Space Station 23、DSS-23)は、ビーム導波管方式の34メートル(114フィート)アンテナで、NASA幹部や関係者、各界の要人が竣工記念式典に参加した。

アパーチャ拡張計画の一環として進む設備増強

DSS-23の竣工は、NASAが2009年に始めた深宇宙通信網の「アパーチャ拡張プロジェクト(Aperture Enhancement Project)」の成果である。このプロジェクトでは、6基の新しい34メートルマルチ周波数ビーム導波管アンテナの導入と配備を目指している。こうした多機能アンテナは、異なる電波周波数で稼働する多くのミッションの能力を向上させることができる。

ゴールドストン複合施設の進化

ゴールドストン複合施設には現在、新しいDSS-23の他、34メートル級のアンテナがDSS-26、DSS-25、DSS-24の3基配置されている。敷地内にはさらに、1967年に有人宇宙飛行ネットワーク(Manned Space Flight Network)の一部として建設された26メートル(85フィート)のアンテナも存在する。このアンテナはアポロ計画の追跡に貢献したことから「アポロアンテナ」の通称で知られており、現在は退役している。

深宇宙通信網のアンテナは、衛星ミッションの追跡、指令送信、受信といった重要な役割を担う。ゴールドストン複合施設の今回の拡張により、より多くのミッションに対応し、複数の周波数帯での運用能力が強化されることになる。

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出典: NASA Breaking News