BepiColombo、水星到着へ最初の難関 9月3日に推進モジュール分離
8年間の宇宙航行を経て、欧州宇宙機関(ESA)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の共同ミッション「BepiColombo」がいよいよ水星到着の段階に入る。2026年9月3日、BepiColomboの機体を駆動してきた水星転移モジュール(MTM)が、2機の科学衛星から分離する。ESAはこの歴史的瞬間を、ドイツのダルムシュタットにある欧州宇宙運用センター(ESOC)から世界にライブ配信する予定だ。
最難関の分離作業、複数段階で進行
水星への到着は、ESAが実行してきた作業の中でも最も困難な運用序列の一つである。9月3日の分離はあくまで最初のステップに過ぎない。その後、ESAの水星惑星軌道衛星(MPO)とJAXAの水星磁気圏衛星(Mio)は、11月に揃って水星の軌道に投入され、12月2026年に互いに分離する。2つの衛星の分離後、地上のチームは機体からの信号受信を待機し、分離が予定通りに実行され、機体が健全な状態にあるかを確認する最初のチェックを行う。
ライブ配信スケジュール
ESAのライブ配信は9月3日の13時45分(中央ヨーロッパ夏時間)から始まる。主要な流れは、14時00分のMTM分離、その後14時30分から15時30分の間の休止、15時53分の信号受信予定と機体状態確認となっている。配信はYouTubeとLinkedInで視聴可能で、視聴者はライブチャットを通じて質問を送信できる。ハッシュタグ「#BepiColombo」「#AskESA」で情報をフォローすることもできる。
BepiColomboは2018年10月20日に打ち上げられた、ヨーロッパとアジアの共同で水星を目指す初めてのミッションである。科学運用は2027年4月から開始される予定だ。
