新型アンテナでNASAの深宇宙通信網が強化される

カリフォルニア州バーストウ近郊のゴールドストーン深宇宙通信複合施設に、直径34メートル(114フィート)の新しい電波アンテナが完成した。NASA(米航空宇宙局)の深宇宙通信・航法システムに加わったこのアンテナ「深宇宙ステーション23(DSS-23)」は、太陽系および星間空間を探査する40機以上の宇宙機を支援する深宇宙通信網の最新鋭装置である。

ゴールドストーン深宇宙通信複合施設はNASAのジェット推進研究所(JPL)により運営されている。先ごろ、NASA幹部や職員、要人らがDSS-23の完成を祝うリボンカッティングセレモニーを行った。

2009年から始まった段階的な拡張計画

DSS-23は「深宇宙通信網開口部拡張プロジェクト(Aperture Enhancement Project)」の一環として追加されたもので、このプロジェクトは2009年に始まった。計画では、複数の無線周波数に対応できる34メートル級マルチ周波数ビームウェーブガイドアンテナ6台を追加することで、深宇宙通信網の拡張・強化を目指している。これらの多機能なパラボラアンテナは、異なる周波数帯で運用される多くのミッションの能力を高めることができる。

月探査と太陽系深部への新たな基盤

深宇宙通信網を拡張することで、NASAが今後実施する野心的なミッションの通信基盤が強化される。JPLのジェームズ・ケニヨン研究担当副長官は、月のさらに多くの領域への探査から太陽系の深部への観測まで、様々な探査活動を支えるためにこの通信基盤の充実が必要だと述べている。新型アンテナの完成は、こうした次世代ミッションへの対応体制が整ったことを示す重要なマイルストーンとなる。

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出典: NASA Breaking News