キュリオシティが通常運用に復帰、シャープ山への登頂再開へ
火星のゲール・クレーター内で活動するNASAの探査車キュリオシティが、寄り道していた地質調査を終えて本来のミッション日程に戻った。マリン宇宙科学システムズ(MSSS)のミッション運用スペシャリストであるアリソン・ドリース・パディーヤによる運用報告書によると、この週の作業計画は火星時間のソル4982からソル4985に設定されている。
キュリオシティは2026年8月12日(火星時間のソル4982)に、右マストカメラ(Mastcam)を用いて「ロス・トルドス」と名付けられた観測対象の薄い段状の地層を撮影した。この画像は火星科学研究所(Mars Science Laboratory)ミッション開始以来、4982火星日目の記録である。
侵食面の調査から本来の探査へ
キュリオシティの運用チームは先週、「侵食面」と呼ばれる特異な地質構造の調査に向かっていた。この予定外の立ち寄りは科学的な価値を持つものだったが、今週からは本来の目的であるシャープ山への登頂に戻る。侵食面との接触面のすぐ上に位置する独特な地質特性を調査する計画が月曜日のソル4982以降で始まる見通しである。
火星の季節変化と塵嵐への警戒
ゲール・クレーター内は秋へと移行しており、気温低下と共に塵嵐の可能性も減少する傾向を見せている。それでも運用チームはキュリオシティに対し、季節の終わりかけに発生する可能性のある局地的および地域規模の塵嵐への警戒を継続させている。火星表面での長期運用を続けるキュリオシティにとって、こうした気象変動への対応は重要な課題として扱われている。
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