故郷ウェストバージニアで宇宙の夢を実現、NASAの新しい公務員へ
フレッチャー・ニューウェルさんは、宇宙開発への憧れを抱きながら、ウェストバージニア州グラフトンで育った。子どもの頃は映画『スター・ウォーズ』に夢中になり、宇宙探査への関心を深めていった。その転機は2013年の小学4年生の時に訪れた。学校の校外学習で、近所にありながら当時は知らなかったNASAの研究施設を訪問したのだ。その施設こそが、キャサリン・ジョンソン独立検証・検証施設(Independent Verification and Validation Facility、IV&V)であり、フェアモント市に位置している。
地元での夢の実現
13年の時を経て、2026年8月10日、ニューウェルさんはこの同じ施設で公務員として宣誓式に臨んだ。全49名の同僚とともに、NASAの正式な職員となったのである。ニューウェルさんは2025年初頭からIV&Vでシステムズ・エンジニア(systems engineer)の契約職として働いていた。「遠くからNASAに憧れていました。驚いたことに、このような影響力のある仕事が自分の地元で行われていたのです」と、ニューウェルさんは述べている。IV&Vを含む51名の新規職員採用は、NASA長官ジャレッド・アイザックマンの指示によるもので、NASA技術コア・コンピテンシー(technical core competencies)の強化を目的とした人員拡充の一部である。
プログラミング技術で切り開いた未来
ニューウェルさんが現在の職に至るまでの道のりは、自学による技術習得の積み重ねだった。高校生の時点で、プログラミングスキルの基礎を育成し始めていた。自らをコンピュータ愛好家と称するニューウェルさんは、独学でコーディングを習得した。数学の代数の授業で関数電卓がプログラミング可能であることに気づき、基本的なスクリプトを作成することから始まった。その後、一般的なソフトウェアアプリケーションへと学習を広げ、プログラムの構造や構築方法を理解することで、独自のプログラムを開発するスキルを磨いていった。このような積み重ねが、今日の宇宙機関での職務へと繋がっている。
