宇宙ステーションのハロウィーン 限られた材料で創意工夫の仮装
国際宇宙ステーション(ISS)では毎年、乗組員たちがハロウィーンを祝う風習がある。地球上とは異なり、幽霊や妖怪が訪ねてくることはない軌道上の実験室だが、クルーたちはこの季節を独自の形で楽しんでいる。時には不気味に、時には怖く、時には創意工夫に満ちた仮装で宇宙ステーションのハロウィーンを彩ってきた。特筆すべきは、これらの衣装の多くがステーション内にある限られた材料から工夫して作られている点である。
歴代クルーのユニークな仮装
過去のミッションでは、様々なテーマの仮装が披露されてきた。2009年の遠征21(Expedition 21)では、クルーたちが工夫を凝らした衣装姿を披露している。2017年の遠征53では、ロスコスモス(Roscosmos)のセルゲイ・プロコピエフ飛行士がエルビス・プレスリーに扮し、欧州宇宙機関(ESA)のアレクサンダー・ゲルスト船長がダース・ベイダーのコスチュームで登場した。NASAのセレナ・アウニョン=チャンセラー飛行士は狂った科学者というキャラクターを表現。この3人は日本実験棟きぼう(Kibo)の与圧モジュール内でハロウィーン写真を撮影している。
最新のハロウィーン企画
2019年の遠征61では、NASAのクリスティーナ・コッホ宇宙飛行士、ESAのルカ・パルミターノ宇宙飛行士、NASAのアンドリュー・モーガンとジェシカ・メイア宇宙飛行士がハロウィーンスピリットを発揮している。パルミターノ宇宙飛行士は、かねてからスーパーマンのように飛ぶことへの願いを遠征37で叶えており、宇宙ステーション内での活動はこうした個人的な希望や創造性を表現する機会にもなっている。遠征66では、NASAのシェーン・キンブロー宇宙飛行士、ESAのトマ・ペスケ宇宙飛行士、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の星出彰彦宇宙飛行士らがハロウィーン企画に参加した。
