幽霊のような猫の頭に見える星形成領域、ハッブル・ウェッブが同時に捉える
NASA のハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)とジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope)が、不気味な星形成の現場を同時に観測した。ここには「猫の頭星雲」と呼ばれる領域があり、冷たい霧の中から現れた幽霊のような姿をしている。
不透明な塵の柱と発光する外縁
ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた画像によると、この領域には不透明な塵の柱が存在する。その柱の周囲は、光を放つガスによって明るく縁取られている。イオン化したガスの放射と星光の散乱により、周辺の青い領域が形成されているという特徴が見られた。
若い星の証拠、猫の目に隠れて
この風変わりな星雲の赤く光っている部分は、「猫の眼」に相当する領域だ。画像処理を行ったSTScI(Space Telescope Science Institute)のジョセフ・デパスクアレ氏によれば、このように見える赤い領域には、塵の中に埋め込まれた若い星が存在する可能性が指摘されている。ハッブルとジェイムズ・ウェッブという二つの宇宙望遠鏡による同時観測が、星形成の動的な過程を明らかにする貴重な視点をもたらした。
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