NASAアームストロング飛行研究センターの新所長にトロイ・アッシャーを任命
カリフォルニア州エドワーズにあるNASAのアームストロング飛行研究センター(Armstrong Flight Research Center)の所長にトロイ・アッシャーが正式に就任した。NASA長官ジャレッド・アイザックマン(Jared Isaacman)による任命で、アッシャーは同センターの暫定所長として3月からその職務にあたっていた。
ベテラン試験操縦士の経歴
アッシャーはテスト操縦士およびエアロスペース・エンジニアとして数十年の経歴を持つ。飛行研究と運用の分野で培った経験は、実験航空機の操縦から困難なミッションをまとめるチームリーダーシップまで、多岐にわたっている。特に米国空軍での試験操縦士としての実績と、NASAのいくつかの重要な飛行研究ミッションを率いた指導力が評価されている。
アイザックマン長官は、アッシャーが「実験機の操縦席で航空力学の限界に挑戦してきた一方で、それらのミッションを実現させるチームも率いてきた」と述べ、「野心的なアイデアを成功した飛行試験に変える方法を理解している」と信頼を表明した。
X-plane計画の再構築を担う
アームストロング飛行研究センターは、NASAのX-plane開発計画(X-plane portfolio)を再構築し、飛行試験能力の回復を目指している。また同センターは、数十年来にない速度・距離・高度での飛行を実現することも目標としている。
NASA副長官兼最高技術責任者のアミット・クシャトリア(Amit Kshatriya)は、「飛行試験には技術的卓越性、運用判断、そして各ミッションを成功させるチームへの信頼という、稀有な能力の組み合わせが求められる」と指摘。アッシャーが航空機とそれを支えるチームの両方を深く理解していることが、センターの革新的な技術開発・評価・運用を推進する上で極めて重要だと評価した。
