火星のゲール・クレーターで秋の雲が浮かぶ——キューリオシティが捉えた大気の風景

火星探査機キューリオシティが2026年10月7日(火星時間で第5037ソル)の日没直前、天頂付近を撮影した映像に、ゲール・クレーター上空の特徴的な雲が映っていた。NASA(アメリカ航空宇宙局)とJPL(ジェット推進研究所)が公開した画像には、この季節のゲール・クレーターの空に典型的な、高く薄く広がったすじ状の雲が見える。撮影は右側のナビゲーション・カメラを使用し、協定世界時で19時44分19秒のことである。

火星の新年を迎えた——季節の数え方

火星の暦では、北半球の春分(春季の始まり)を新年とみなす。ヨーク大学の大気科学者アレックス・イナネン氏の解説によると、火星の季節は太陽経度(Solar Longitude)で追跡される。1年間の軌道上の位置を360度で割ると、各季節は90度ずつ進むという計算方法だ。太陽経度ゼロ度(Ls=0°)で示される火星39年の開始は、地球時間で9月末に訪れた。

このタイミングでゲール・クレーターは秋へと季節が移り変わっている。ナビゲーション・カメラの映像には、この季節特有の大気現象が記録されたわけである。

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出典: NASA Breaking News