SpaceX Crew-14、3つの宇宙機関から4名が国際宇宙ステーションへ

NASAが国際宇宙ステーション(ISS)への派遣クルーを正式に発表した。SpaceXとの共同ミッション「Crew-14」に参加する4名の宇宙飛行士が、2027年春以降の打ち上げを目指して訓練を進めている。NASA、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)、ロシア連邦宇宙機関(Roscosmos)の三つの宇宙機関から選抜された国際的なチームとなる。

多国籍クルーの構成と役割

Crew-14の指揮官にはNASA宇宙飛行士のカイラ・バロン(Kayla Barron)が、操縦士にはクリス・バーチ(Chris Birch)がそれぞれ就任する。ミッションスペシャリストとしてJAXA宇宙飛行士の諏訪紀孝(Makoto Suwa)、およびRoscosmos宇宙飛行士のアルトゥン・キビリャン(Arutyun Kiviryan)が搭乗する予定だ。この4名はカリフォルニア州ホーソーンにあるSpaceXの施設で事前訓練を受けている。

ミッションの目的と科学活動

打ち上げ後、Crew-14はISSのエクスペディション75および76に合流して、長期の科学活動に従事する。本ミッションはNASAの低軌道プログラム(Low Earth Orbit Program)下でSpaceXが実施する14番目の商用クルー交代ミッションにあたる。搭乗クルーは月および火星への将来的な有人探査に向けた準備を支援する科学調査と技術実証に取り組むほか、地球上の人類に貢献する研究も進める。

バロンにとって本ミッションは国際宇宙ステーションへの2度目の飛行となる。2017年にNASA宇宙飛行士として選抜された彼女は、米国海軍兵学校(アナポリス)でシステムエンジニアリングの学士号を取得し、英国ケンブリッジ大学で原子力工学の修士号を習得している。海軍中佐として潜水艦戦闘士官の認定資格を得た彼女は、これまで3度の展開任務に従事した経歴を有する。

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出典: NASA Breaking News