低軌道衛星向け新型スターセンサー、MDAスペースが採用へ

Jena-Optronik製の最新型スターセンサー「ASTRO HP」が、衛星通信大手のMDAスペースによる低軌道(LEO)ミッションで初めて採用されることになった。国際的な宇宙ミッションの高度な要求に応える技術をジェナ・オプトロニクスが提供できるという証だ。

放射線対策と小型化を両立したセンサー設計

ASTRO HPの光学ヘッド部は、放射線に強い「Faintstar2」検出器と高速光学系を組み合わせた設計になっている。小型・軽量でありながら、中規模衛星から高性能衛星まで幅広く対応できる構成を実現した。市場の急速な変化に対応するため、性能と実装のしやすさのバランスを重視した製品開発となっている。

既証技術の統合で柔軟性を確保

ASTRO HPは、ジェナ・オプトロニクスの既存技術を統合した構造を採る。精密で敏捷な「ASTRO APS3」の特性と、飛行実績を持つ「ASTRO CL」の電子機器およびソフトウェアを組み合わせ、「ASTROlib」という統合ソフトウェアで一体化させた。このモジュール構造により、プラットフォームの再設計を強いることなく、姿勢精度と角速度の性能を次のレベルへ引き上げられる。ミッション特性に応じて性能とコストを柔軟に調整できる利点もある。

ASTROlibの機能は宇宙状況認識(SSA)に特化した機能も備えており、MDAスペースのプログラムに向けて初号機の飛行可能版が準備されることになった。

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出典: SpaceNews