火星探査車キュリオシティが自撮り画像で1キロメートルの標高獲得を記録

火星の地表で5年以上にわたって活動を続けるキュリオシティ(Curiosity)が、火星時間の1943ソル目に撮影した自撮り画像が注目されている。ソルは火星の太陽日を示す単位で、地球の1日より約40分長い。この画像が撮影された時点は地球時間の2018年1月23日に相当する。

撮影場所はヴェラ・ルービン・リッジ(Vera Rubin Ridge)の南縁で、キュリオシティが搭載する火星手持ちレンズ観察装置(MAHLI)によって61枚の画像が合成されたパノラマ写真として記録された。このパノラマは対話型の360度VR形式でも構成されており、アームを含むフレームは後に編集で除去されている。背景画像はより古い同年のソル1903時点でマストカメラ(Mastcam)によって撮影されたものが使用されている。

険しい地形をとらえた「自撮り」の視点

火星のシャープ山(Mount Sharp)を背景に収めたこの画像では、ローバーのマストの最頂部に位置するレーザー発火装置のケミカルカメラ(ChemCam)が目立つ。この機器がレンズを向ける先には、高さ5キロメートルのシャープ山の遠景が見えている。

火星での高度獲得が1キロメートルを突破

より注目すべき成果は、キュリオシティが2026年8月26日(地球時間)の時点で達成した標高獲得の記録である。ゲール・クレーター(Gale Crater)の床部からシャープ山の斜面へ向けて上昇を続けるキュリオシティは、累計で1キロメートルの高度を獲得した。火星表面での長期探査を続ける中で、このマイルストーンはローバーの継続的な活動能力と探査ミッションの進展を象徴するものとなっている。

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出典: NASA Breaking News