NASAがブルー・オリジンのNew Glenn 9×4をロケット契約に追加
ブルー・オリジン(Blue Origin)の新型大型ロケット「New Glenn 9×4」が、NASAの公式な打ち上げサービス契約に加わることになった。契約上の追加選定枠(on-ramp clause)に基づいた決定で、今後NASAの多様なミッションに活用される見通しである。
拡張される打ち上げ能力
New Glenn 9×4は、NASAが運用する「Launch Services II」(NLS II)契約に追加される。このロケットは、NASA傘下のLaunch Services Program Officeが将来のミッションに利用可能になる。NLS II契約は複数の企業との契約形態で、発注期間は2030年6月までの約4年間設定されており、契約期間全体は2032年12月までとなっている。
契約に組み込まれた追加選定枠の仕組みにより、毎年新たなロケット事業者の参入機会が生まれる一方で、既存の契約企業も現在の契約に含まれていない新しいロケットを導入できる。New Glenn 9×4の追加は、こうした柔軟性を活かした選定例である。
複数の政府機関が利用可能
NLS II契約はNASAの人間宇宙飛行ミッション部門(Human Spaceflight Mission Directorate)、科学ミッション部門(Science Mission Directorate)、研究技術ミッション部門(Research and Technology Mission Directorate)の目標達成を支援するものとなっている。
契約の適用範囲はNASA内に限らず、国家海洋大気庁(NOAA)など他の連邦政府機関にも打ち上げサービスの提供が可能である。NLS II契約はフロリダ州のケネディ宇宙センターに置かれたNASAのLaunch Services Program Officeによって管理される。
