ピンホイール銀河で謎の天体を発見——低エネルギーX線と強い紫外線放射の異常な組み合わせ

NASAのチャンドラX線宇宙望遠鏡を用いた観測で、通常とは異なる性質を持つ天体が複数の銀河から見つかった。これらの天体は低いエネルギーのX線を放出する一方で、異常に強い紫外線を放射しているという。研究を主導したアラバマ大学のM・ムヒブッラー氏らが今回の発見を報告している。

観測の対象となったのはM101(ピンホイール銀河)を含む複数の銀河だ。チャンドラX線宇宙望遠鏡がこれらの銀河から捉えたX線データと、NASAおよびESAのハッブル宇宙望遠鏡(HST)が取得した光学観測データを組み合わせることで、新たな天体の特性が浮かび上がってきた。画像処理はNASAのチャンドラX線センター(CXC)とスミソニアン天体物理観測所(SAO)のN・ウォルク氏らが担当した。

低エネルギーと高い紫外線という矛盾した特性

これまでの宇宙物理学の常識では、異なるエネルギー帯域から放出される放射の強度は相関する傾向にあった。しかし今回発見された天体群は、低いエネルギー領域のX線は弱めなのに対し、紫外線領域では極めて強い放射を示している。この一見矛盾した特性は、既知の天体分類では説明しにくいものとなっている。

長年の謎を解く手がかり

研究者らは、これらの新たに発見された天体が宇宙物理学における二つの長年の問題を解く手がかりになる可能性を指摘している。具体的な謎の内容は明かされていないが、複数の銀河で同様の天体が検出されたことから、普遍的な物理現象として広く存在するものと考えられている。2026年9月22日の発表を通じて、今後この現象に関するさらなる詳細な分析が進むことが期待されている。

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出典: NASA Breaking News