NASAが737航空機を新塗装、月面活動の訓練用に改造を進行中

NASAは月面活動の検証に向けて、改造中の737航空機を新たに塗装した。オクラホマ州で実施されたこの塗装作業は、8月13日に確認されている。同機はNASAのアームストロング飛行研究センター(カリフォルニア州エドワーズ)が米空軍から6月に引き継いだもので、今後アルテミス計画(Artemis)を支援する重要な役割を担う。

無重力飛行による月面スーツの検証

この737は低重力飛行試験機(reduced gravity test aircraft)として運用される予定だ。具体的には放物線飛行により月面の重力環境を再現し、宇宙飛行士の月面スーツと関連するクルーシステムの性能検証を行う。こうした飛行試験はNASAのジョンソン宇宙センター(テキサス州ヒューストン)で実施され、アームストロング飛行研究センターが監督する体制が整えられている。月面探査計画を成功させるための基盤となる試験プログラムである。

自動化システムの開発にも活用

月面スーツの検証以外にも、この航空機はNASAの幅広い研究に貢献する予定だ。自律飛行システムや各種センサー、デジタルシステムなど先進技術のシステム統合研究と飛行試験における重要な資産として機能する。アルテミス計画では月面での科学活動を支援するため、複数の技術開発が並行して進められており、この改造機がそれらの統合的な検証プラットフォームになるとみられる。NASAの月探査野心を実現する上で、地上での綿密な準備がいかに重要であるかを示す取り組みといえる。

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出典: NASA Breaking News