NASAは2026年7月、アルテミス計画の月面着陸ミッション「アルテミス IV」に向けて、液体水素タンク(Liquid Hydrogen Tank)の移設作業を実施しました。この重要な準備段階は、ケネディ宇宙センターで進行中のロケット組立の重要なマイルストーンとなっています。

ロケット組立の鍵となる液体水素タンク

液体水素タンクはスペースローンチシステム(SLS)ロケットの中核部品です。極低温で液体状態を保つ水素は、酸素とともに高エネルギー密度の推進剤として機能し、ロケットの強大な推力を生み出します。今回の移設作業は、複数の部品がすでに組み立てられたロケットへの統合に向けた準備段階とみられます。ケネディ宇宙センター内の組立施設では、タンクを慎重に位置決めし、周辺機器との接続を検証する細かい作業が続いています。

アルテミス計画の加速

アルテミス IVは当初の予定より遅れが生じていましたが、ここへきてプロジェクトの進捗が加速しています。月への継続的な人類派遣を目指すNASAの長期戦略の中で、アルテミス IVは複数の宇宙飛行士と大量の機材を月面に運ぶ重要なミッションです。これまでのアルテミス I、IIの実績を踏まえ、より野心的な目標が設定されています。

液体水silon素タンクの移設完了は、2026年後半から2027年にかけての最終組立段階への道を大きく開きます。打ち上げは2028年から2029年にかけて実施される予定とされています。

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