ガンマ線バースト観測の要、Swift天文台が22年の任務を終える
NASAのニール・ゲーレルス・スウィフト天文台(Neil Gehrels Swift Observatory)が現地時間11月5日(水)、インドネシア西部上空で大気圏への再突入を果たした。ガンマ線バースト(gamma-ray burst)の観測に当たってきた同衛星は、2004年11月20日のケープカナベラからの打ち上げ以来、ほぼ22年間にわたって軌道上で活動していた。
米宇宙軍(U.S. Space Force)の追跡データによれば、再突入は米国東部標準時で午前7時39分(UTC1239)に発生。位置は北緯3度、東経99度付近、インドネシアのスマトラ北部地域上空だった。この時刻は米宇宙軍が事前に予報していた午前6時42分から8時42分(UTC1142~1342)の範囲内に収まっており、予測の精度が裏付けられた形となっている。
大気圏突入での損傷予測と落下リスク
NASAは声明の中で、「衛星のほとんどの部品は大気圏突入時に燃焼すると予想されるが、一部のコンポーネントが再突入から生き残る可能性がある」とコメントした。地上の人員に危害が及ぶリスクについては、NASAは約2100分の1と評価していた。
軌道離脱に至るまで
Swift天文台は、デルタ2ロケット(Delta 2 rocket)で打ち上げられた後、ガンマ線バーストおよび他の天文現象の迅速な検出・分析に当たるため、3つの主要機器を搭載していた。20年以上にわたってこうした観測活動を遂行してきたが、最終的には救援の試みが失敗に終わり、衛星は軌道上での運用を続けることができなくなった。
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出典: Spaceflight Now
