太陽の「眠り」が次の活動周期を予測するカギに

太陽の黒点数が急激に減少する転換点と、その後の活動周期の強度の間に相関関係があることが明らかになった。研究者のサンドラ・チャップマン氏が過去の太陽活動周期を分析したところ、太陽極大期が単なる滑らかな上昇と下降ではなく、活動が急速に「切り替わる」ポイントを持つことを発見したのだ。この転換点における黒点数が、次の太陽最大活動の強度と相関しているという。

予測可能な太陽活動の仕組み

太陽は19世紀以来、11年周期で活動する「太陽サイクル」を示すことが知られている。磁場が乱れて黒点が増える活発な時期と、静かで休止状態の時期が交互に訪れるのだ。しかし数百年間の観測を経ても、太陽極大期の到来時期やその強度を正確に予測することは難しかった。太陽活動が現代のテクノロジーインフラに大きな影響を及ぼすだけに、この予測精度の向上は重要である。

チャップマン氏の研究によると、太陽極大期に見られるこの急激な「切り替わり」時点での黒点数が、次のサイクルの最大活動の強さを示す指標となりうる。また一つの極大期全体の強度と、その次の極大期の強度の間にも、より弱いながら相関があることが示唆されている。

現在のサイクル25と次のサイクル26への見通し

太陽は2019年に開始したサイクル25の途中にある。現在は既にピークを過ぎており、2030年頃まで活動が低下し続けるとみられる。チャップマン氏の予測に基づけば、次のサイクル26はサイクル25よりもやや弱くなる可能性がある。

予測モデルの真価が問われるのは、太陽が次の転換点に到達する2028年のことになるだろう。その時点でチャップマン氏は、サイクル26の極大期に対してより確定的な予測を下すことができるようになる。2030年代の中盤から後半にかけて、このモデルの正確さが検証されることになる。

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出典: Universe Today