NASA、商用衛星サービス実証ミッション「LINK」の方針転換を発表

20年以上にわたり地球周回軌道で宇宙の変動を観測し続けているNASAのニール・ゲーレルス・スウィフト天文台(Swift Observatory)について、NASAとKatalyst Spaceは新たな運用方針を発表した。当初計画されていた衛星軌道上昇ミッションの実施を見直し、代わりに接近・ランデブー試験に重点を置く戦略に転換する。

当初計画からの変更

LINKと呼ばれる商用宇宙機の姿勢制御システムに問題が生じているため、Swiftを高い軌道へ移動させて科学ミッションを延長するという当初の目標は実現できなくなった。NASAとKatalyst Spaceが水曜日に公表した声明によると、LINK宇宙機はSwift天文台とのランデブー・オペレーション(接近・操作運用)を試行することで、将来の宇宙探査に必要な重要な能力の実証に注力する方針に変更する。

ミッション継続の意義

NASA長官のジャレッド・アイザックマン氏は、このミッション自体の価値は損なわれていないと強調している。「潜在的な見返りが価値を持つ場合、NASAは迅速に動き、思慮深いリスクを冒すべき立場にある。このミッションはまさにそうした判断を体現している」とコメントした。チームが異例の速度でSwiftに追加の科学活動を実施する機会を与えるため、また米国が将来必要とする衛星サービス能力を進展させるため、このミッションを試みる価値はあったと述べている。

アイザックマン長官はさらに、LINKのランデブー試験から得られるすべての知見を次世代ミッションへ反映させる方針を示した。NASAとKatalyst Spaceは現在、ランデブー試験の実施方法と、その後の衛星サービス運用に向けたデータ収集について綿密に検討を進めている。

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出典: NASA Breaking News