キュリオシティが火星で14年の探査経路を超える—「バスク湖」採掘地点での新展開
火星探査車キュリオシティが2026年9月23日(火星時間でSOL 5023)、ゲール・クレーター内の「バスク・レイクス」採掘地点でプリロード・テスト後の画像取得に成功した。火星生物実験室(Mars Science Laboratory)ミッションの開始からおよそ14年が経過した現在も、機器の性能を維持しながら科学活動を継続している。
着陸前から続く地域の名付けルール
キュリオシティが探査するゲール・クレーターの領域は、着陸前に矩形に区切られた区画(クワッド)に分割され、それぞれに地名が付与された。これらの地名は重要な地質学的特性と関連する小さな町に由来する。各区画内で選定された探査対象—メサ、岩盤、土壌、巨礫など—は、区画ごとのテーマに基づいた非公式な名称を与えられている。火星の命名規則の詳細については、公式資料に記載されている。
拡張される探査範囲
キュリオシティは着陸時に計画された区画領域をはるか上方に登り越えており、14年以上にわたる探査活動を通じて次々と新たな地域へ進出している。最新の「バスク・レイクス」地点での活動は、初期計画の領域を大きく超えた場所での採掘作業である。このように探査対象の拡張が続く背景には、ローバーの持続的な稼働能力と、地質学的に興味深い新たな地点の発見があるとみられる。
取得された画像はロボットアーム先端の砲塔に搭載された火星ハンドレンズ・イメージャー(MAHLI)による撮影で、現地時間03時56分10秒協定世界時に記録されている。Lucy Thompson(カナダ・ニューブランズウィック大学シニア研究科学者)による報告である。
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