太陽、国際宇宙ステーション、飛行機が一直線に並んだ瞬間

太陽面を横切る飛行機の影。チェコ共和国のプラシェク(Prasek)から6月に撮影されたこの一枚には、天体観測の歴史でも稀有な「三重の偶然」が記録されている。

撮影者は国際宇宙ステーション(ISS)が太陽の前を通過する瞬間をとらえるべく、サブセコンド(1秒以下)の精密なタイミングで露出を設定していた。画像の中央左側に見える小さな暗い構造体がISSである。ところが露出中、予期せず飛行機がその場面に割り込んできたのだ。結果として、同一画面内に太陽、宇宙ステーション、飛行機の3つの要素が太陽面上に投影された稀有な光景が完成した。

確率3000万分の1の瞬間

撮影地点となったプラシェクの位置から、太陽のランダムな画像がこのような宇宙ステーションと飛行機の両方のシルエットを同時に含む確率は、およそ3000万分の1だと撮影者は見積もっている。意図してISS通過を狙った観測であっても、飛行機の介入は完全な偶然だった。

画面に映る暗い領域の中でも、黒点(太陽表面の高濃度磁場がもたらす暗い領域)は予期されたものであり、数週間の継続が通常である。実際、今回撮影された黒点は以前の観測で既に確認されていた。しかし飛行機という想定外の要素が加わることで、この観測結果は単なる予定調和的なISS通過の記録をはるかに超える天文写真となった。

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出典: NASA Breaking News