次世代重力波検出器が宇宙最古のブラックホール発見に道を開く

ビッグバンの数億年後、宇宙で最初の星が輝き始めた。天文学者たちが「第III世代星」(Population III)と呼ぶこれらの巨星は、現在の星々とは全く異なる存在だった。純粋な水素とヘリウムから形成され、他の元素による制約をほぼ受けなかった。太陽の数十倍から数百倍もの大きさを持ちながらも、若くして終焉を迎えた。多くの場合、宇宙初期のブラックホールへと崩壊していったのである。

初期ブラックホールの衝突が生む重力波

これらのブラックホールの中には相互作用を始めるものもあり、やがて互いに衝突した。その衝突時に発生する重力波(gravitational waves)は、十分な感度を備えた観測機器があれば、検出可能だとされている。バーミンガム大学の天体物理学者N.V. Krishnenduと同僚の研究チームが率いた新しい研究によれば、間もなく稼働予定の新しい重力波検出器群を用いることで、これらの初期ブラックホールについて極めて多くの知見が得られることが明らかになった。

次世代観測機器による宇宙初期の謎の解明

宇宙の歴史における最初期の瞬間を記す痕跡を探ることは、天文学の重要な課題である。新しい重力波検出システムの導入により、これまで観測不可能だった領域が研究者たちの前に開かれようとしている。第III世代星の終焉とそこから生まれたブラックホールの振る舞いを理解することは、宇宙進化の根本的な理解へと繋がる可能性を秘めている。

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出典: Universe Today