ペルセウス座流星群(Perseid meteor shower)の正体は、はるか遠い過去に誕生した宇宙の塵だった。英語メディアの報道によれば、数十億マイル(数十億キロメートル)という途方もない距離と、数千年にわたる旅を経て、私たちの地球に降り注ぐペルセウス座流星の一生が明らかになりつつあります。この古い彗星の成れの果てが、毎年夏から秋にかけて夜空で最も美しい流星現象を生み出しているのです。
ペルセウス座流星の起源と長い旅
ペルセウス座流星群の正体は、スウィフト・タットル彗星(Swift-Tuttle comet)が放出した塵や岩片です。この彗星は約3000年前に太陽系の奥深い領域で形成され、その後、楕円形の軌道を描いて太陽周辺を周回してきました。彗星が太陽に接近する際、太陽の熱により表面が蒸発し、大量の塵が宇宙空間にばらまかれます。
放出された粒子は、数十億マイルにおよぶ広大な軌道に沿って拡散していくとされます。各粒子は数千年かけて、地球の公転軌道と交差する位置まで移動します。ペルセウス座流星群の場合、毎年7月から8月にかけて地球がこの塵の帯を通過するため、流星が観測できるようになるのです。
地球への衝突と光の奇跡
地球の大気圏に突入した塵粒子は、秒速約60キロメートルという超高速で空気分子と衝突します。この激しい摩擦により粒子が加熱され、周辺の大気が電離して、私たちが「流星」として認識する光を放つのです。
個々の粒子は砂粒ほどの小ささですが、その光は夜空で明るく輝いて見えます。この現象の何千年もの歴史を思うと、一瞬の光には深い時間的背景があるといえるでしょう。古い彗星からの旅路と、その終焉の美しさが、多くの人々を魅了し続けているのです。
関連動画