死滅した恒星の周りで、巨大ガス惑星が生き残っていたことが判明しました。この驚くべき発見は、惑星がいかに過酷な環境に耐えることができるかについて、天文学者の理解を大きく変えるものとなっています。

白色矮星の周りに残る惑星

恒星が人生の終焉を迎える際、周辺の惑星系は壊滅的な影響を受けるとされていました。太陽のような恒星は赤色巨星の段階で膨張し、惑星を飲み込むか、高熱と放射線で消滅させるというのが従来の理論です。ところが今回観測された惑星は、親星が白色矮星(はくしょくわいせい)へと変化した後も軌道に留まっていたのです。この白色矮星は、恒星が最後に残す高密度の天体で、地球ほどの大きさでありながら太陽と同等の質量を持つとみられます。巨大ガス惑星がこれほど接近した状態で存在することは、惑星系の進化に関する新たな疑問を投げかけています。

不可解な軌道の謎

この巨大惑星の存在を説明する理論は複数あります。一つの可能性は、惑星が当初はより遠い軌道にあったものの、恒星の死後に何らかのメカニズムによって現在の位置に移動してきたというものです。別の仮説として、惑星が巨大で十分に質量があったため、親星の膨張時にも引き裂かれずに生存したと考えられます。恒星からの放出物やジェット噴流が惑星を押し出した可能性も検討されています。こうした複数の要因が組み合わさって、通常では起こりえないはずの現象が実現したのかもしれません。

今後の研究への道筋

この発見は、宇宙に存在する可能性のある他の惑星系についても再検討を促すことになるでしょう。ハッブル宇宙望遠鏡(HST)やジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)などの次世代観測機器により、同様の現象がどの程度一般的であるかの調査が進むとみられます。日本の観測施設も含めた国際的な協力が、恒星進化と惑星の運命についての理解を深める手がかりとなるはずです。

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