太陽が24時間で10回の大規模フレアを放出、7月4日の夜間に極光観測のチャンス

太陽が異例の活動を見せている。24時間の間に10個の太陽フレア(Solar Flare)を放出し、その後複数のコロナ質量放出(CME)が地球に向かっているという。この現象により、7月4日の週末を中心に、日本を含む中高緯度地域でも極光(オーロラ)観測のチャンスが高まっているとみられる。太陽活動の活発化は、現在の太陽活動周期(11年周期)がピークに近づいていることを示唆しており、天文愛好家や市民天文家の関心が高まっている。

短時間での集中的な太陽活動

太陽が極めて短い時間窓の中で複数の大規模フレアを連続放出するのは比較的珍しい現象である。今回の10回のフレア活動は、太陽表面の活動領域が高いエネルギー状態にあることを示唆している。これらのフレアに伴い放出されたプラズマの雲であるCMEが地球磁気圏に到達すると、磁気嵐(Geomagnetic Storm)が発生し、地球の高層大気が激しく乱される。その結果、通常では北極圏に限定される極光が、より南の地域まで見える範囲が拡大する現象が起こる。今回複数のCMEが向かっているため、その影響の大きさが注目されている。

極光観測と生活への影響

極光観測の好機が訪れることは、市民天文家や宇宙ファンにとって大きなニュースである。北海道や東北地方でも極光が肉眼で観測できる可能性が指摘されており、7月4日の夜間は天体観測地への人出増加が予想される。一方、強い磁気嵐は通信衛星や電力網に影響を与える可能性がある。各国の宇宙天気予報機関は警戒態勢を敷いており、NOAA(アメリカ海洋大気庁)の宇宙天気予測センターは段階的な警報を発表している。電子機器への直接的な被害は限定的とみられるものの、GPS精度の低下や短波無線通信への影響が予想される状況である。

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