火星隕石テグハザ001の起源地、13カ所に絞られる

火星から飛来した最古級の隕石「テグハザ001」について、NASAの研究チームが地球上で発見された同隕石の起源候補地を特定した。火星全体を示すグローバルマップ上に13の地点がマークされており、これらの場所がテグハザ001と同じ鉱物組成と化学成分を持つことが判明している。

観測データから導き出された候補地

テグハザ001の起源を特定するために、科学者たちはNASAの火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)から得られたデータを活用した。このデータを基に、火星表面の様々な地点を調査し、テグハザ001と類似した鉱物学的・化学的特性を持つ13の領域を洗い出したのだ。確実な起源地の特定は困難だとされているが、隕石に含まれる手がかりから、火星の南半球にある高地がテグハザ001の発生源と関連性があるとみられている。

複数のミッションデータを統合

マップの基礎となったのはNASA火星探査機マーズ・グローバル・サーベイヤー(MGS)に搭載された火星周回レーザー高度計(MOLA)から得た地形データである。このMOLA取得のデータに、MROの観測結果を重ねることで、研究チームは白い円でマークした13の候補地を特定することができたのだ。複数の観測機器からの情報を統合することで、火星隕石の起源追跡という複雑な課題に対する精度の高いアプローチが実現されている。

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出典: NASA Breaking News