流星とペルセウス座流星群が銀河の鏡に映った夜
8月15日、スペイン領カナリア諸島のラ・パルマにあるロケ・デ・ロス・ムチャーチョス天文台上空で、ペルセウス座流星群の流星が夜空を横切った。明るく色とりどりの流星の痕跡は、銀河系の中心部と並んで捉えられた。暗い星間塵の雲と輝く星明かりが地平線上に広がる中、この天体現象の前景に映ったのは、直径23メートルの巨大な鏡である。
革新的なガンマ線検出望遠鏡LST-1
その鏡は、大型サイズ望遠鏡(LST-1)のプロトタイプに搭載されたものだ。LST-1は、北半球に設置されたチェレンコフ望遠鏡アレー天文台(Cherenkov Telescope Array Observatory)の北半球観測地で最初に建設された望遠鏡である。198個の六角形ミラーセグメントと大規模で高効率のピクセル化カメラで構成されるLST-1は、極めて短い大気中の可視光フラッシュを検出するよう設計されている。
この光フラッシュは約10億分の1秒という短時間だが、遠方の活動銀河やガンマ線バーストなど、宇宙の高エネルギーガンマ線源によって引き起こされるものだ。LST-1の個々のミラーセグメントは、その検出能力の一環として、明るいペルセウス座流星群の流星が大気圏で発生させた光についても反射しており、この写真ではそのようすが捉えられた。
宇宙と地球の現象が重なる瞬間
この1枚の画像には、遠い宇宙からの信号を捉えるために建造された先端技術と、地球の大気圏で起こる流星現象とが同時に映り込んでいる。LST-1の巨大なミラーが、銀河系と流星の両者をその鏡面に映し出した稀有な光景となった。
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