民間衛星企業Ethereal Space、NOAA環境監視事業に約27億円規模で参画

民間の衛星企業Ethereal Space Inc.は、米国立海洋大気庁(NOAA)の宇宙ベース環境監視事業「ProTech 2.0 SBEM(Space-Based Environmental Monitoring)」における第1段階の契約を獲得した。契約額は約2740万ドル(日本円で約27億円)、期間は24ヶ月で、2026年12月1日からのデータ納入開始を予定している。

衛星群で大気から宇宙環境まで多角的に観測

Ethereal Spaceが供給する観測能力は多岐にわたる。GNSS電波掩蔽観測による大気圏と電離圏の観測に加え、熱圏の中性密度測定、そして可視光および赤外線の分光画像取得をカバーする。同社は小型衛星と専門的なセンサーからなる衛星コンステレーション(衛星群)を展開しており、宇宙ベースの観測データを政府機関、民間企業、研究機関向けに実用的な環境情報へと変換することを目指している。

実運用段階へのシフト

Ethereal SpaceのCEO兼共同創業者シャーン・コクランは、同社にとって「新しい観測能力の構築・実証から、運用段階での環境データを大規模供給へのシフト」を意味する重要な転機だと指摘。NOAAのミッション支援を通じて、大気圏・電離圏・宇宙環境の理解向上に貢献する民間観測データを提供することになる。

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出典: SpaceNews