マンハッタンの空に浮かぶ銀河系 近赤外線フィルターが照らす都市の別の顔

ニューヨークのような眠らぬ街では、都市の灯火が星々の光を圧倒してしまう。しかし特殊な撮影手法を用いれば、そうした環境下でも銀河系を捉えることが可能である。Jason KurthとTy Buckleyによって撮影されたこの画像は、近赤外線領域の光を捉えるフィルターを使用することで、マンハッタンの夜空に銀河系を映し出した。

光害を選別する撮影技術

この画像の撮影には、可視光の大部分をブロックし、代わりに電磁スペクトラムの近赤外線領域(可視光よりも低いエネルギー)の光のみを捉えるフィルターが用いられた。この巧みな手法により、都市光害の大部分を排除することに成功している。

都市の照明源には種類がある。白熱電球と一部のネオン灯は近赤外線領域でも明るく映るが、蛍光灯とLED電球は近赤外線ではそれほど明るくない。一方、星々は可視光と同様に近赤外線領域でも輝いている。こうした光源の性質の違いを活用することで、光害の影響を軽減しながら天体観測を行うことが実現される。

同じ空の下で

この画像は、人類が共通の空の下で生活していること、そして天文学がわれわれの宇宙における位置を理解する手段となることを思い起させる。最新の撮影技術と工夫により、都市部のような環境制約の大きな場所であっても、天体観測の道が開かれている。

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出典: NASA Breaking News