2026年06月09日、天文学の世界で静止状態にあるブラックホール(black hole)の質量を決定する新たな手法が報じられています。

回転する星々からの情報

国際的な天文学者チームが、ブラックホールの周囲を公転する星々の運動を観測することで、そのブラックホールの質量を推定する研究成果を発表しました。ブラックホールが活動的に物質を吸収している時期には、その周囲から強い光やX線が放出されるため比較的観測しやすいとされています。しかし活動が静止している状態のブラックホールは、直接的な観測が極めて困難とされていました。この研究では、その難問を解決する新しいアプローチが示されています。

重力から導き出す質量

今回の手法の基本原理は、万有引力(universal gravitation)の法則に基づいています。ブラックホールの強い重力に引かれて公転する星々の軌道運動を精密に観測することで、その周辺の重力場の大きさを算出することができます。そこから逆算することで、ブラックホール自体の質量を決定できるとされています。この方法は、活動的でないブラックホールの研究において特に有効とされており、宇宙に存在する多くの静止状態のブラックホールの性質を理解する上で重要な成果と考えられています。

宇宙論への貢献

ブラックホールの質量分布に関する知見は、銀河(galaxy)の形成・進化メカニズムの理解につながるとされています。今回の発見により、これまで謎に包まれていた静止状態のブラックホールの実態解明が進むと期待されており、今後の宇宙観測プロジェクトにおける重要な基礎となるでしょう。

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