ブルー・オリジン(Blue Origin)の次世代大型ロケット「ニュー・グレン」(New Glenn)の爆発事故が、ロケットエンジンのバルブ(弁)の不具合に起因していたことが明らかになりました。同社はこの原因特定を受けて、今後の打ち上げに向けた安全対策の強化に着手しています。

エンジン弁の機能不全が引き起こした事故

ニュー・グレンの爆発は、推進システムのバルブ部品における設計上の欠陥によって生じたとみられます。燃料と酸化剤を適切に制御するはずのこのバルブが、打ち上げ準備段階で予期した動作をしなかったことが、機体の急激な圧力上昇につながったと考えられています。ブルー・オリジンの技術チームが詳細な事故調査を実施した結果、特定のバルブ製造ロットに製造工程上の問題があったことが判明しました。

大型ロケット開発競争への影響

ニュー・グレンはSpaceXのファルコン・ヘビー(Falcon Heavy)と競合する、ペイロード容量45トン級の大型ロケットです。静止衛星打ち上げや深宇宙ミッションへの活用が期待されており、商業ロケット市場での地位向上が重要です。今回の事故は開発スケジュールに影響を与える可能性があり、ブルー・オリジンは改修されたバルブの検証試験を加速させる方針を示しています。

安全性の確保と確実な打ち上げ成功は、米国の宇宙産業全体の信頼性維持にも関わる課題です。改修内容の検証完了は2026年秋から冬にかけてになると予想されています。

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