アストロボティック社が月着陸機「グリフィン1号」を公開した。同社は民間月面輸送サービスの実現を目指す企業で、NASAの商用月面ペイロード(CLPS)プログラムの有力な契約企業の一つである。グリフィン1号は、月への科学機器や探査ロボットの輸送を担う次世代型着陸機として設計されたとみられる。

次世代月着陸機の特徴

グリフィン1号は、同社の既存モデルであるグリフィン4号の後継機として開発された。より大型のペイロード搭載能力と、月面での安定した着陸精度を実現する改良が加えられているとされる。着陸機には複数の着陸脚を備え、月面の起伏のある地形での安全な着陸を可能にする設計となっている。また、太陽電池パネルと燃料電池システムの組み合わせで、月面での作業期間を従来モデル以上に延長できるとみられ、多様なミッション要件への対応が期待される。

アルテミス計画との連携

NASAは月への有人再開を目指すアルテミス計画を進めており、月面基地建設に向けた物資輸送が急務となっている。グリフィン1号はこうした需要に応えるべく開発されたもので、科学機器の運搬だけでなく、燃料や建設資材といった重量物の輸送にも対応する能力を備えているとされる。アストロボティック社は複数のミッションを通じて着陸機の実績を積み重ねており、民間企業による月面物流の確立を目指している。月面輸送サービスの確立は、国際的な月面開発競争を加速させるとみられ、各国の宇宙機関による関心も高い。

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